「ねぇ、今日はどうしたの?ずっと落ち着かないね」

「いや、ちょっと」

隣の席の黒川君。

今日は朝から落ち着きがなく、珍しく仕事のミスを連発していた。

「大丈夫?」

「うん、まぁ」

なんだか歯切れの悪い返事しか返ってこない。

「具合でも悪いの?」

「そんなことはないけど、調子はあまりよくないかな」

「なんだ、やっぱり体調よくないじゃん。早退させてもらったら?」

「そこまでじゃないから大丈夫」

彼の顔をよく見れば、顔が赤く少し息が上がっていた。

おでこに手を当てると私が思っていた以上に熱かった。

「熱あるよ?やっぱり課長に言って早退させてもらった方が……」

「じゃあ、俺のこと介抱してよ」

「あっ、うん、いいよ」

風邪くらいで介抱だなんてちょっと大げさだなぁなんて感じながらも、課長に言付けしてタクシー呼ぶくらいならできると思い、すぐにOKした。

「じゃ、一緒に行こうか」

席を外している課長を探しに行くんだろうなと、彼について行ったけれどなんだか行き先がおかしい。

「ねぇ、課長探してるんでしょ?こっちじゃなくない?」

彼は私の質問には答えず、普段立ち入らないような場所へ足をずんずん進めていく。

「ちょっと黒川君、どこに行くつもりなの?」

資料室の前で立ち止まると中へ入ったので私もそれに続いた。

部屋の中は薄暗くて、古い紙のにおいに鼻腔をくすぐられる。

「ここには課長はいないよ?早く戻ろ……えっ?」

彼は部屋の扉をしっかり閉めて内鍵をかけると、突然手首をつかまれた。

そして手のひらに硬く温かい感触を感じ、手元に視線を落とせば彼の股間に触れていることに気がついた。

「ちょ、ちょっと何してるの!?」

「俺の体調が心配なんでしょ?ちゃんと介抱してよ」

「や、やだっ、離して!」

どうにか股間から手を離そうとするが、男の人の力には勝てるはずがなかった。

それどころか、股間の上で手が暴れ回ったせいで彼のそれはどんどん膨らんでいき、硬くなっていく。

「なっ、何でこんなに大きくなって……ひゃっ!」

彼は私の手を熱く硬いものにぐいっと押し当てながら、首筋に顔を埋めてきて、くんくんと鼻で何度も息を吸っていた。

「はぁ、いい匂い。朝からこの匂いのせいでムラムラしちゃってさ」

「えっ」

確かに今日は新しい香水をつけてきたけど、それが彼を興奮させていたなんて全然気づかなかった。

「俺をこんなにした責任取ってくれるよね?」

温かい息と低音ボイスに耳をくすぐられ、体がじわじわ熱くなる。

「いや、その……」

「ほら、俺のここ、もうこんなになってる」

気がつけば、彼のそれはスラックスの上からでも形がはっきりとわかるほど硬く起き上がっていた。

ものに押し当てていただけの手のひらが、彼に誘導され上下に動きだす。

なでられているのが気持ちいいのか、彼の熱くなっているそれはぴくっぴくっとわずかに揺れている。

熱が私の手のひらにまで伝わり、汗で手肌がじっとり湿っていた。

「ひゃんっ!」

突然耳を温かいぬるぬるの舌になでられ、ぞわりと快感が走り、体温が一気に上昇する。

彼の舌は耳の外側をなぞるようにゆっくり動き、耳を優しく刺激されて腹の奥が疼きだした。

「だ、だめっ」

「感じてるんだろ?」

「ち、違っ……あっ、やぁっ」

熱い吐息を混ぜながらちゅっ、ちゅっと唇で食み始め、小さな水音が耳の中に鳴り響き、まるで本番をしているような想像をかきたてられ、下半身の疼きが強くなっていく。

疼きに耐えきれなくなった私は、太ももをもじもじと小さく擦り合わせた。

そんな私の変化を彼はしっかり見ていて、スカートの中に手をすっと入れると指先で秘部をなで回し始めた。

「びしょびしょに濡れてるね?気持ちよくなってきてるじゃん」

「やっ、触っちゃだめっ……あっ」

口ではだめと言いながらもそこはしっかり湿っていて、体は素直に彼を受け入れつつあった。

仕事中にこんなことをしてはいけないと頭でわかっていても、欲望に飲み込まれてしまい、抵抗する力はほとんど残っていない。

「あぁっ、あんっ、あっ」

下着の上から指で割れ目を何度もなぞられ、その心地よい刺激に私は甘い声がもらしていた。

彼の顔がすぐ目の前に近づくと避けることなくそっと目を閉じる。

温かくて柔らかい唇を押し付けられ、私はそれをすんなり受け入れていた。

顔を揺らしながら彼に唇を舌でなでつけるようにぺろぺろとなめられ、気持ちよくて口が半開きになる。

すかさず彼の舌が隙間から侵入し、口の中を愛撫し始めた。

「んっ、んふっ、んんっ」

少しだけまぶたを持ち上げて彼の顔をみれば、いつもとは違うオスの表情に腹の底が熱くなる。

私も自分の舌を彼の舌に絡ませ、お互いに激しくなめ合った。

「ねぇ、おっぱい見たい」

彼は私が返事をする前に制服のベストとブラウスのボタンを外してしまい、あっという間に彼にブラジャーだけの姿なってしまう。

キスだけじゃ物足りなかった私は自ら下着をずらし、彼に胸を突き出した。

「ふっ、可愛い」

彼は胸に舌を伸ばすと、乳首を包み込みながら吸い付き、舌先でちろちろと先端を刺激する。

乳首をなでられる度に甘い疼きがお腹の底へ下りていき、びくっびっくと体が震えてやらしい声がもれた。

「あぁっ、はあっ、ん、あぁんっ」

もう片方の胸を空いてる手でくちゃくちゃに揉まれながら乳首を弾いて刺激され、下へ伝わる快感にたまらなくなり、彼の頭をぎゅっと抱きしめた。

「……しい」

「えっ、何?」

「黒川君のが、欲しい」

私は一度彼から離れるとストッキングとパンツを膝まで下ろし、スカートを腰までまくりあげる。

そして彼が入ってきやすいように目の前にある棚の仕切り板につかまり、お尻を突き出して四つん這いのような体勢になった。

「えっちな格好だね」

欲望丸出しの姿をさらけだし、恥ずかしさもあったけど今はそれすらも自分を興奮させる材料になっていた。

熱を持ったそれで中をごりごりと擦られたい。

彼によって絶頂へと導いて欲しくてたまらなかった。

私のそこはすでに愛液でとろとろになっており、準備は万端。

かちゃかちゃとベルトを外す音が聞こえてきて、すぐに熱くたくましいものが秘部へあてがわれた。

大きな亀頭がぐいぐい割れ目を押し広げながら上下に動く。

お互いの愛液をなじませるように擦られ、その気持ちよさに甘い声をもらした。

クリトリスや入り口を刺激され、もっともっと言うように自然に腰が揺れだす。

お尻の肉をぐっとつかまれ広げられ、ついに入ってくると期待したが彼はなかなか入れてくれなかった。

「ねぇ、はやくっ」

自ら挿入しようと試みるもうまくかわされてしまい、失敗する。

「はやくっ」

彼に私の声が届いているはずなのに、まったく返事をしてくれない。

あと少しで入りそうで入らないのがとてももどかしく感じた。

「ねぇ、聞いてるの?」

後ろを振り向き彼の顔を見れば、意地の悪い笑みを浮かべていた。

「はやく、入れてっ。もう我慢できなっ……ああんっ!」

思わぬタイミングでずぶりと挿入され、入り口を擦られた刺激で膣がきゅっと締まる。

入ってきたそれはぐいぐい肉壁を押し開いて奥まで侵入し、肉壁を擦られたのが気持ちよくて、何度か腰が跳ねた。

すぐに彼は腰を上下し始め、ぬちゃっぬちゃっといやらしい音が聞こえてくる。

「はっ、んあっ、あっ、あぁっ」

彼の腰が動く度に先端で肉壁をかき乱され、しびれるような感覚にお尻を左右にくねってしまう。

揺すりあげるように突き上げられ、入り口から愛液がとめどなくあふれ、太ももが濡れているのがわかった。

彼の勢いがどんどん増していき、力強く反り返っているものに擦られる刺激に脳みそが溶けそうになる。

「あ、あっ、あっ、あーっ!」

あまりの激しさに私は棚の仕切り板につかまって必死に体を支えていたけれど、足が震えて限界がすぐそこまで近づいていた。

腰を押しつけ奥をぐりぐりと抉られ、目の前が真っ白になっていく。

「あぁっ、あっ、ああーっ!いく、いっちゃう!」

彼はとどめを刺すようにずんずんと何度も突き、私は全身を痙攣させ絶頂へと押し上げられた。

中のものを締めつけながら体を震わせていると、勢いよく先端から吐き出されるのを感じた。

全身から力が抜け後ろに倒れそうになったけど、彼に支えるように抱きしめられ、私はそのまま体を預けた。


***


徐々に体が落ち着いてくると理性が働き始め、会社でしかも仕事中になんてことをしてしまったんだと罪悪感が込み上げてきた。

もう席を離れてから1時間は経っている。

何て言い訳しようかと頭を悩ませていると、彼の声が聞こえてきた。

「先に戻って適当にごまかしとくから」

「あっ、うん」

そう言って彼は部屋のドアに手をかけた。

「俺、誰でもよかったわけじゃないから」

「えっ?」

彼の言葉に驚き、顔を見れば赤くさせて部屋からすぐに出て行った。

もっと彼の言葉の余韻に浸りたかったけれど、自分も戻らなければと思い、彼の後を追ったのだった。


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