「お前よりいい女見つけたから。じゃーな」

「えっ、ま、待って!」

2年半同棲していた彼氏が荷物をまとめて部屋から出て行った。

「何で……」

私は突然のできごとに頭がフリーズし、玄関前の廊下でしばらく放心状態になっていた。

(何がいけなかったのだろう……)

ふと床に視線を落とすと郵便物が落ちており、拾ってみるとそれは公共料金の督促状だった。

「えっ、何これ?」

生活費は彼と折半していたけど、先月分の料金を払い忘れていたみたいだ。

いや、正確にはもう払うつもりがなかったのかもしれない。

ここでようやく私は、自分だけの給料では家賃や生活費が足りないことに気づく。

(これからどうしよう……)

突然現実に戻され、足りないお金をどうしようかとしばらく頭を悩ませていたけれど、もう夜の仕事をするしかないと思い、早速ネットで探すことにした。


***


あれから私はすぐに面接を受ける会社が決まり、面接もスムーズに通った。

選んだ仕事は出張風俗の仕事。

そして今日は初出勤の日。

風俗に抵抗はあったけれど、今の生活を破綻させないために仕事を選んでいられなかった。

昼の仕事を終えた私は一旦家に戻ると急いで着替え、派遣先のホテルへと向かったのだった。


***


ホテルに着き、部屋のチャイムを鳴らす。

変な人じゃなきゃいいなと思いつつ、ドキドキしながら扉が開くのを待った。

ーーガチャッ

「あっ、こんばんは。凛子で……」

「姫野?」

「た、高杉部長!?」

「お前、何やって……」

私の初めてのお客さんは会社の上司だった。

高杉部長には新人の頃からお世話になっていて、仕事のことをいろいろと指導してくれた人だ。

そんな彼がお客さんだと知り、私の頭の中は真っ白になった。

「あ、あの、これは……」

「とりあえず、部屋に入って」

「は、はい」

部屋の中に入ると彼は鞄から封筒を取り出した。

「今日は何もしなくていいから、これ受け取って」

「えっ」

なぜ夜の仕事をしているのだかとか、いろいろ聞かれるだろうと覚悟していた私は拍子抜けしてしまい、少しだけ冷静になれた。

「何もしてないのにお金は受け取れないです。すぐにスタッフに連絡するので、別の女の子にチェンジしてもらいますね」

私はバッグからスマホを取り出し、電話をかけようとすると手首をつかまれた。

「いや、待て。その、姫野が嫌じゃないならチェンジする必要はない」

「えっ、私で大丈夫ですか?もっと可愛い子とか、別な女の子の方がいいんじゃないですか?」

「いや、本当は何もしないで帰そうかと思っていたが、姫野がいいなら……」

私は高杉部長に言葉を返そうとすると、彼に優しく抱きしめられた。

「いい匂いがする。実は姫野をこんな風に抱きしめてみたいと思っていたんだ」

「えっ、あっ」

彼の大きな手がスカートに侵入し、太ももをやらしい手つきで触り出した。

「すごいムチムチしてるな」

彼の吐息が耳にかかって体が熱くなる。

手が太ももからお尻へと移動し、触り方も徐々に激しくなっていった。

「本当にいいのか?逃げるなら今のうちだぞ?」

「は、はい……大丈夫、です」

今の彼の顔は普段仕事をしている時の顔とは違い、完全にオスの顔になっていた。

「あぁっ」

片耳を舌でヌルッとなでられ、声が漏れる。

彼とこれから起こるであろう事を考えると、さらに体の体温がぐんぐん上がっていった。

彼の片手がスルリと背中へ回り、器用な手つきで着ていたワンピースのホックを外してしまう。

そしてチャックを下ろし、あっという間に脱がされ私は下着姿になった。

恥ずかしくて手で隠そうとしたけれど、すぐに彼に取り払われてしまう。

「綺麗だ」

「きゃっ」

じっくりと私の下着姿を堪能した彼は、私をお姫様抱っこしてベッドへと移動した。

私はベッドに仰向けに寝かせてられると、彼は服を脱いで下着一枚だけになる。

普段はスーツ姿しか見たことがなかったから気づかなかったけれど、ほどよく筋肉のついた男らしい彼の体に目が釘付けになり、私の手が無意識に体へと伸びていた。

胸板に触れると肌が少し汗ばんでいて、弾力ある感触が伝わってくる。

触り心地がよくて夢中になって触っていると、体に触れていた方の手首をつかまれてしまった。

「あっ、す、すみま……んんっ!」

いつの間にか彼の唇が近づき、私の唇をやさしくみながら口の中に舌が入り込んできた。

私の体はすぐに彼を受け入れてしまう。

舌が絡み合う度に甘い快感が体をぞわりと走り、私も彼も夢中になってキスをした。

部長の手が下着の上から円を描くように胸をもみ始め、徐々に下着をずらされ、すでにかたくなっていた乳首があらわになる。

彼に人差し指でピンと乳首を力強く弾かれると、ピリピリした快感が走り、小さな声が漏れてしまった。

「ここの感度がいいみたいだな」

そう言うと彼は柔らかい舌で乳首をなでだし、舌先で何度も刺激されると、さっきよりも強い刺激が胸から下半身に走る。

「あっ、はあっ、あぁっ」

自然と腰がくねり、太ももをもじもじさせながら私はその刺激に耐えていた。

(はぁっ、気持ちいい……早く、下を触って欲しい……)

彼も私の下半身がうずいているのがわかっているはずなのに、なかなか彼の手は下へと下りてはくれなかった。

胸を手で揉まれたり唇でまれたりしていると、たまに彼の熱くもっこりと盛り上がっているモノが下腹部に当たる。

私はソレが当たる度に欲しくてたまらなくなってしまい、自分から秘部に触れるよう腰をはしたなく動かし始めた。

オスの顔をした彼がクスッと笑った。

「姫野ってエッチだったんだな」と耳元でささやかれ、ようやく彼の手が待ち望んでいた所へとゆっくり下りていった。

ソコはすでに下着が肌に張りつくほど、びしょ濡れになっているのが自分でもわかった。

彼の手が下着の中に侵入し、太い指が割れ目をスルッとひとなでした。

「あぁんっ!」

ごつごつした男らしい指が、割れ目のひだを押し広げながら入り口から敏感な所までを繰り返し往復する。

びっしょりと濡れていたおかげで彼の指が滑らかに動き、気持ちよくてたまらない。

指が一番敏感な所に届く度に甘くてしびれるような刺激が走り、愛液がどんどんあふれ出てきた。

「あぁっ、やぁっ、あっ!」

割れ目を往復していた指が敏感な所だけを触り始め、私の体には電流のような快感が走った。

「はぁんっ、あぁっ、ああぁんっ!」

何度もなでられ、つまみあげられたソコはうずきが強くなっていく。

私は敏感な所をもっと激しく刺激して欲しくなり、無意識のうちに腰が勝手に彼の指にこすりつけるように揺れていた。

彼もそれに応えるように敏感な所を押しつぶしながら、指を勢いよく動かした。

「あぁっ!やぁっ、やだっ……いく、いっちゃうっ!ああぁっ!」

私の体は刺激に耐え切れず、大きな声をあげながらビクッビクッと痙攣けいれんさせ、絶頂してしまった。 

余韻に浸りながらベッドに寝そべっていると、むんとオスの匂いがしていることに気づく。

匂いの方へと顔を動かすと、部長のモノがすぐ近くにあった。

パンツには色濃いシミができていて、指で触ってみると糸をひくほどそこはしっかりと濡れていた。

私は起き上がり今度は彼にベッドに仰向けに寝てもらい、パンツを脱がせると勢いよく反り返っているソレの姿があらわになった。

(わっ、すごい)

彼のモノは、下着越しに見ていた時よりも大きく感じた。

しっかりと反り立っているモノに顔を近づけると、より濃いオスの匂いで私は興奮し、舌を伸ばしてソレに触れる。

先端は透明な体液で濡れていてぬるりと滑らかにすべった。

亀頭きとうを舌でなでるように優しく何度も舐めていると、彼は気がはやったのか自身のモノを押しつけてきて口の奥へと入ってしまった。

(んむっ、うっ……お、大きい)

口の中のソレは完全に勃っていて、竿に舌をはわせて頭を上下に動かすとピクンピクンと反応した。

できるだけ口の中を真空にして強く吸い付いきながら刺激する。

苦しげにうめく声が頭の上から聞こえてきたので、私は頭を激しく動かし口の中モノを愛撫あいぶした。

唾液を口に含ませ、ズチュズチュとしゃぶる音を部屋に響かせる。

「ま、待て」

彼はそう言うと私をベッドの上でよつんいの体勢にさせ、お尻を高く突きだす格好になった。

そして、お腹につきそうなくらい反り返っているソレをトロトロの秘部に密着させると動かし始めた。

「やぁっ、あぁんっ、あぁっ!」

彼の亀頭きとうが割れ目を押し広げながら何度も往復し、甘い刺激が体を走り抜ける。

蜜壺から溢れ出ている愛液のせいで、ヌチャヌチャと粘着質な音が部屋に響いた。

私はたまらくなり、熱くなっているモノが秘部にしっかりと当たるようさらに足を開き、腰を揺らす。

「はぁっ、あっ、あぁっ、ああぁんっ!」

彼の動きも激しさを増し、亀頭が奥に動く度にピンと勃ちきったクリトリスが繰り返し刺激され、私の頭は白くなり始めていた。

「あっあぁっ!ああ、んっ、はぁっ……い、いく、あああぁんっ!」

彼は密着させていたモノを離すと私を仰向けの体勢にし、足をVの字に開き、裏筋をこれでもかというくらい押しつけてきた。

熱くかたくなっているモノを今までで一番激しく動かし、ラストスパートをかけていることがわかる。

私の体はすでに絶頂寸前まで押し上げられていて、ついに刺激に耐えられなくなった。

体が大きくのけ反り全身がビクビク痙攣けいれんする。

彼の先端からは白くにごった体液が勢いよく飛び出て、私のお腹にかかった。


***


絶頂の余韻で力が抜け、私と部長はベッドの上でぐったりと横たわっていた。

ふわふわとした感覚がまだ体に残っている。

「姫野、いつからこの仕事してるんだ?」

「その、今日からです」

「えっ?じゃあこれが初仕事なのか?」

「はい、部長が初めてのお客様です」

突然現実的な会話が始まり、さっきまでの気持ちよさはどこかへ吹っ飛んでしまい、頭が冷静になってくる。

「会社の給料だけじゃ大変なのか?」

「実は同棲していた彼氏が最近家を出て行ってしまって、家賃や生活費が足りなくて」

「なるほど、そういう事か」

(どうしよう、部長を口止めしなきゃ。会社にバレたら大変なことになる!!)

「あ、あの部長、このことは会社には……」

「俺の家に来るか?」

「えっ?」

「俺一人だし、部屋余ってるし、駅からも近いから丁度いいだろ」

「いえ、そんな、部長に迷惑はかけられないです」

今の私にとってはとても魅力的な提案だったけれど、さすがにそこまで甘えるわけにはいかないと思い、すぐに断った。

「あっ」

彼の手が横から伸びてきて、私の体をそっと後ろから抱きしめた。

「俺は姫野と一緒にいたいと思ってる」

「ほ、本当ですか?」

部長の突然の告白に私はとても驚いた。

「姫野に対する俺の気持ちを体で伝えたつもりだったけど、全然伝わってなかったみたいだな」

「んっ、あぁっ」

そう言うと部長は、私のお尻の割れ目に自分のモノを押しつけてきた。

ふにゃっとしていたソレが再びかたくなっていく。

「わ、わかりました。お言葉に甘えさせていただきます!」

こうして私の夜の仕事は、この日1日だけで終わったのだった。


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