最近の私の日課は、夜に自宅のベランダでイスに座ってお酒をちびちび飲みながら夜景を楽しむこと。

マンションのベランダから見える景色をながめ、ぼーっとしながらまったりするのが至福の時間なのだ。

しかし、今日はその幸せな時間を騒音で邪魔されていた。

部屋の中から酔い潰れて寝ている彼氏のいびきが大音量で聞こえてくる。

(はぁ、うるさいなぁ)

最近彼とはマンネリ気味で、好きという気持ちの熱量はほぼなくなり、私は軽い気持ちで同棲したことを後悔し始めていた。

そろそろ部屋に戻ろうかななんて思っていると隣の部屋の明かりがつき、ベランダの窓が開く音がした。

「沙耶ちゃん、お疲れ〜」

「あっ、お疲れさまです。一ノ瀬さん、今日は残業ですか?」

「うん、帰りに守谷課長に捕まっちゃってさ」

「うわぁ、それは大変でしたね」

隣の部屋との仕切り板からひょっこり顔をのぞかせたのは、会社の同僚の一ノ瀬さんだ。

ベランダでお酒を飲むようになってから、彼が隣に住んでいることがわかった。

いつも私の方が早く家を出るため、朝にばったり会うなんてことが一度もなかった。

たまにこうしてベランダで会った時は少しだけ話をしたりする。

彼は手に持っていた缶ビールをプシュっと開けてひと口飲んだ。

「はぁ、うまい」

ーーんがぁ、がぁぁ

「なんかめっちゃいびき聞こえるね?」

「すみません、彼が酔いつぶれてソファでねてるんです。今日仕事で嫌なことがあったみたいで」

「ふーん。ねぇ、そっちのベランダにお邪魔してもいい?」

「そんなの危ないですよ〜」

「俺も沙耶ちゃんが手に持ってる美味しそうな焼き鳥食べたい」

「えっ?」

「これ持っててくれる?」と言われ、私は手に持っていた自分のお酒をイスの上に置き、彼の飲みかけの缶ビールを受け取る。

そして彼はベランダをスルスルと登り始め、あっという間にこちら側に来てしまった。

「もう、危ないです!」

「大丈夫。俺、運動神経めっちゃいいからこれくらい楽勝だよ」

そう言うと彼は、焼き鳥を持っている方の私の手を握るとぱくりとひと口食べた。

「うまっ」

彼はイスの上に置いてある私のお酒を手に取り、食べた焼き鳥を流しこんだ。

「それ私のお酒……」

「沙耶ちゃん、ごちそうさま」

彼を見ればいたずらっ子のような笑みを浮かべていた。

仕方ないなぁなんて思っていると彼はいつの間にか私との距離を詰めていて、あごをくいっと持ち上げられる。

すぐに離れなきゃいけない状況なのに心臓がどくどく音を立て、うまく体が動かない。

「俺、こっちも食べたい」

「えっ、んっ」

彼の顔がゆっくり近づき、柔らかい唇が触れた。

私の唇をみながら優しく刺激し、わずかに開かれた隙間から彼の舌が侵入する。

口の中を舌でなでられ、ぞわりと快感が体を走りぬけていく。

頭ではいけないと思いながらも、私は彼の甘い誘惑に勝つことができなかった。

上の部屋着をめくられ、彼の手が中へ入ってきて、ブラジャーの上から胸をかき混ぜるように揉みしだかれる。

彼の指に乳首を探し当てられ、ピンポイントにぐりぐりと刺激された。

「んっ、んあっ」

ブラジャーをずらされ、直に指が乳首触れれば冷んやりした感触を感じる。

でもすぐに体の熱がそれを飲み込んでしまい、彼の指が動き出せばぴりぴりした快感が走った。

胸を触っていた手のひらが下へと下がり、ズボンの中へ侵入する。

手が足の間に到達する前に、私は素早く手に持っていた缶ビールをイスの上に置き、彼の腕をつかんだ。

「す、ストップ!」

「沙耶ちゃんどうしたの?」

「さすがにこれ以上ここでするのはちょっと」

「じゃあ、止める?」

「や、止めたくはないです……」

自分の欲望を言葉にして、なんだかとても恥ずかしくなってしまい、声が小さくなっていく。

でも、体の高まりは止められない。

「あ、あの!続きを私の部屋でしませんか?」

「えっ、大丈夫なの?」

「はい、彼、ああいう状態になるといつも朝まで起きてこないです」

「そう。じゃ、お邪魔しちゃおうかな」

そっとベランダの窓開け、カーテンの隙間から中を覗いてみると彼はソファでいびきをかき、大きく口を開けながら寝ている。

一ノ瀬さんに大丈夫と小声で伝え、彼の手を握って静かに部屋の部屋に入った。

音を立てないよう忍び足で彼が寝ているソファの前を通り過ぎ、寝室へと向う。

自分で大丈夫とは言いつつも、繋いでいる手は汗でじっとりと湿っていた。

部屋に入ると互いに体を絡ませながらベッドに倒れ込み、彼に熱い視線を送れば、顔が近づき今度はさっきよりも激しく唇をまれた。

飲み込まれるような勢いで口づけされ、侵入してきた舌がねっとり口内を愛撫あいぶする。

角度を変えながら口の中を激しくなめ回す彼のキスに私はとろけそうになった。

唇を解放されると、部屋着を上までめくられ胸があらわになる。

ブラジャーをずらされ、彼の舌がつんと尖った乳首をなめ始めた。

「あ、あぁっ」

小さな水音を響かせながら厚い舌が何度も刺激する。

甘い快感が胸から下半身へ伝わり、私は太ももをもじもじさせてパンツが愛液で湿っていくのを感じた。

彼の手のひらがお腹を通ってズボンの中へ入り、割れ目をひとなでする。

「あぁんっ」

指は優しく上下し始め、パンツが濡れていくのを感じ、上からと下からの刺激に私は腰を揺らさずにはいられなかった。

彼の指はさらにパンツの中へと侵入し、割れ目を開かれ、入り口からあふれ出た愛液を指先で伸ばしていく。

感触を確かめるように濡れている割れ目をなでられ、秘部が熱くなりさらにぬるぬるになっていった。

「ん、あ、あぁっ」

指の動きが徐々に早くなり、私もそれに合わせて指先に擦りつけるように腰を揺らす。

割れ目に触れる指がもう一本増え、さらに気持ちよさが倍増した。

二本の指で敏感な所を何度もつままれ、ビリビリと強い刺激が脳天まで走り抜ける。

「あっ、いっ、あぁっ!」

私は体をのけ反らせ、ガクガク痙攣けいれんして絶頂に達してしまった。

「やっ、待って、まだいったばかりで……あっ」

彼は絶頂の余韻が残っている体からズボンとパンツを一気に脱がせると、とろとろになってる割れ目をみ始めた。

「はぁっ、んあっ、あっ」

吸い付くように食まれ、声があふれ出る。

愛液を残らずなめとる勢いで彼の舌が割れ目に絡み、敏感な所を探り当て舌を押しつけられると体がふるふる震え出した。

そして、ぷっくりと勃ちきったソコを唇で食みながらちゅうっと吸い立てられる。

「はあっ、いいっ、っぁあ!」

私の体は強すぎる快感に耐えられず、すぐにまた絶頂へと押し上げられた。

浅い呼吸を繰り返しながら体が落ち着くのを待っていると、片手を彼につかまれる。

彼は自分の股間へと私の手を誘導し、自身のものに触れさせた。

彼のソレはガチガチに硬くなっていて、布の上から触っても熱さを感じる。

普段会社で見られない彼の姿にひどく興奮してしまい、熱く硬いものに引き寄せられるように体が自然に起き上がり、私は彼が履いていた部屋着を下ろした。

勢いよく反り返っているソレからは透明な液が垂れていていて、私は舌を伸ばし、液体をぺろりとなめると小さく揺れた。

舌で亀頭をなでるようになめるとうめく声が聞こえ、その声が合図になり、ガチガチのものを深くくわえ、じゅぷじゅぷと上下に頭を揺らした。

竿に舌を這わせ、しっかりと口内を真空にして吸いつく。

オスの匂いが鼻をくすぐり、口の中にはほろ苦い味が広がった。

彼は気持ちよくなったのか腰を揺らし始めたので、私はさらに強く吸いつき激しく頭を動かした。

「さ、沙耶ちゃん待って……」

彼が何をしたいのか察した私は、ちゅぽんと音を立てて口からソレを放した。

自らズボンとパンツを脱ぎ、大胆に足をM字に開き秘部を彼の前にさらすと、とろけた入り口にぬぷりと指よりも太く熱いものが入ってくるのを感じた。

彼のものがずっぽり奥へ沈み込むと形を確かめるように膣がきゅっと収縮する。

中でものをひくひくさせながら、彼はすぐに動きだした。

ぱんぱんと腰をたたき込まれ、しびれるような快感が走り体をよじらせる。

ぐりぐりと肉壁を激しく擦られて、脳みそが溶けそうになった。

「はっ、あっ、あっ、ああっ!」

リビングでは彼が寝ているのに、私は声を漏らし、中で暴れ回っているソレを締め上げてむさぼり続ける。

あふれる欲望を抑えるのはもう手遅れだった。

彼はさらに激しく奥をえぐるように動き、ベッドがきしみ、じゅぽじゅぽとやらしい音が部屋に響く。

たまらない快感が全身を駆け回り、小さな震えが止まらず私は軽く絶頂していた。

「あ、あっ、いくっ!ああっ!」

渾身の力を込めてずんと突き上げられ、体をのけ反らせるとがくがくと波打つように痙攣けいれんし、力が抜けた。

彼は中から抜き、私のお腹へ精を吐き出すと隣に倒れ込み、はぁはぁと浅い呼吸を繰り返していた。


***


お互いに体が落ち着き、部屋にはリビングから聞こえる彼氏のいびきが響く。

「そろそろ戻るね」

彼は起き上がり身だしなみを整え始める。

私も部屋着を着てベランダまで彼を見送った。

「おやすみ。また明日ね」

「おやすみなさい」

彼はちゅっと口づけすると、ひょいと手すりに登って自分の部屋へと戻っていった。

「沙耶?何してるの?」

声の方を振り向けば、彼氏が寝ぼけた顔でベランダの入り口に立っていた。

「ちょっと涼んでいただけ」

彼はそうと言って、またソファに寝転がると再び深い眠りへと落ちていった。

一ノ瀬さんが置いていったビールを手に取り、ひと口飲んでみる。

「ふふっ、ぬるい」

さっきまでのことを思い出すと、きゅんと膣がうずき体が熱くなる。

この日から私と彼の秘密の関係が始まったのだった。


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