(はぁ……)

ここ最近、疲れがたまって体がモヤついている。

昼は経理事務の仕事をして夜はマッサージ店でバイトするというハードな日々を送っているのだ。

こんな生活をしなきゃならなくなったのは、すべて同棲中の彼氏のせい。

3ヶ月前に100万の借金が発覚し、一人じゃ払えないと泣きつかれ、返済に協力して欲しいと頼まれて私はバイトをすることになった。

はじめは別れようかとも思ったけれど長く付き合ってきたせいか、情に邪魔され完全に見捨てることができなかった。

そんなこんなで始めたマッサージのバイトは意外と私には合っていた。

お客様を観察しながら、どうしたら喜んでくれるかを探し当てるのが楽しかったりもする。

掛け持ちで仕事をするのはかなりキツイけれど、そこそこ楽しめているのでどうにか続けられている。

そんな私は今日も夜の仕事の準備をして気合いを入れて店へと向かった。


***


「本日、岩倉様の担当をさせていただきます皆川です。よろしくお願いいたします」

部屋に入り挨拶をして顔を上げると、マッサージベッドに見覚えのある男性が座っていた。

(えっ!?か、課長!?)

ついさっきまで一緒に仕事をしていた会社の上司がそこにいて、思わず声が出そうになる。

担当するお客様の苗字が岩倉だとわかった時、課長と同じだなぁなんて思っていたけれど、まさか本当に彼が来るなんて想外だった。

ドクドクと心臓の心拍数が一気にはね上がる。

(ば、ばれないよね……?)

私は夜の仕事をする時、昼間の地味な格好とは違い、髪はゆるく一つ結びにし、黒縁メガネの代わりにコンタクトをつけ、化粧もやや派手な感じにしている。

それに名前も偽名を使っているからきっと私だと分からないはず。

私は課長の姿を見て一瞬固まってしまったけれど不自然な動きだと怪しまれると思い、いつも通りお客様である課長にベッドに仰向けになってもらい、仕事を手順通りに進めた。

「それでは全身もみほぐし60分コースを始めさせていただきます」

なんとなく顔を見られているような気がしたけれど、きっと気のせいだと思いマッサージを始めた。

「まずはオイルを肌になじませますね」

上半身にオイルをかけて丁寧にぬりこんでいく。

課長の体は筋肉がほどよくつき、弾力があってなかなか触り心地がよかった。

(わぁ、けっこういい体してる)

今の課長はTバックの紙パンツ一枚というセクシーな格好で、普段とは違う課長の姿にドキッとしてしまう。

いかんいかんと思いながら、おかしな考えを頭の片隅に追い払いマッサージに集中する。

「あの……」

「どうなさいました?力加減が強かったですか?」

「いえ、とても気持ちいいんですけど……俺とどこかで会ったことないですか?」

「な、ないと思います!」

マッサージとは違う質問に動揺してしまい、声が裏返ってうまく答えれなかった。

(やばい、やばい!落ち着け私!)

そう自分に言い聞かせながらマッサージを続ける。

課長から「そうですか」という言葉が返ってきたので、どうにか乗り越えたとほっとしていると、彼の方からまた話しかけられた。

「声も聞き覚えがあるんですよね……」

「そ、そうなんですね。きっと似た人が身近にいるのかもしれないですね」

またしても噛んでしまい、顔では一応冷静を装ってはいたけれど、もしかしたらバレてしまうんじゃないかと心臓のバクバクが止まらなかった。

どうにか課長のおしゃべりをやめさせなければと思い、私は胸の敏感な所を触って黙らせることにした。

胸を手のひらで大きく円を描くようにぐるっとなで、それから鎖骨へとリンパを流す。

この動きを何度も繰り返しながら、わざと指先が少しだけ乳首に当たるようにマッサージした。

しばらくすると気持ちよくなってきたのか、課長は「はぁ、はぁ」とゆっくり息を吐きはじめ、おしゃべりは止まった。

(ふぅ、危なかった)

マッサージは始まったばかりなのでまだ油断はできないけれど、どうにか危機を脱出できたとこの時は思っていた。

今度は乳首の周りを重点的にマッサージをする。

乳輪をくるくると小さな円を描くように強弱をつけたり、乳首のてっぺんには触らず側面だけに指先が当たるようにしたりとじっくり焦らしながら揉みほぐす。

課長はさっきよりも深く息を吐き、たまに表情をゆがませながら顔を小さく横に動かしている。

私は普段とは違う課長の顔を見て変なスイッチが入ってしまい、もっと違う表情を見たいという欲望がめきめきと芽生えてきてしまった。

(課長におしゃべりさせなかったら、大丈夫……だよね?)

さっきまで身バレしそうな状況に心臓をバクバクさせていたくせに急にポジティブ思考に変わり、前向きな気持ちになる。

乳首の側面に当てていた指の腹をてっぺんに乗せ、乳首を根元から縦や横にゆっくり倒すと、課長はあごを上げて体をよがらせた。

(ふふっ。いい感じに気持ちよくなってる)

私は課長がだんだん男へと変化していく様子を見て、体を熱くさせていた。

「次は下半身をマッサージしていきますね」

足元へと移動し、下半身にたっぷりとオイルをかけて肌になじませ、足先から上へ向かってマッサージをしていく。

指がそけい部に届くと、課長の男根に触れそうで触れない感覚で繰り返し指をすべらせた。

はじめはふにゃっとしていたソレがピクッピクッと反応し、徐々に膨らんでいく。

紙パンツの上からもさらにオイルをかけ、追い立てるようにマッサージをした。

「岩倉様、今度はうつ伏せになっていただいてもよろしいですか?」

「あっ、はい」

私はまたたっぷりとオイルを背中にかけ、首から順番に再び指をすべらせて筋肉をほぐしていると、課長に突然腕をつかまれた。

「い、岩倉様、どうなさいましたか?」

「これ……」

課長は私の手首の内側をじっと見つめている。

「あの?」

「この手首に書いてあるメモ、見覚えがある」

「えっ?」

そういえば、今日の午後に課長から頼まれていた仕事を手首にメモしていたことを思い出した。

メモしている所を課長もしっかり見ていた気がする。

(やばっ、メモを消すの忘れてた!)

「有村、だよな?」

「ち、違いま……」

「いや、有村だろ?この手首に書いてある特徴ある字はお前しか考えられない。それにこのメモの内容だって……」

課長は起き上がり、視線をそらすことなくじっと私を見つめている。

「何でこんな所で働いているんだ?」

これ以上逃げられないと思い、観念した私はバイトしている事情を話し、会社には言わないで欲しいと必死にお願いした。

課長は「わかった」とだけ言い、起こしていた体を元のうつ伏せの姿勢に戻った。

「課長、あの、ありがとうございます」

「ここで課長はやめてくれよ」

「あっ、すみません」

ついいつもの癖でつい課長と呼んでしまった。

「岩倉様、本日はたくさんサービスさせていただきますね」

「お、おぅ…」

課長は少し驚いた顔をした後、恥ずかしそうに目を伏せた。

こうなったら、とことん課長の気持ちいい所を発掘せねばと気合が入り、マッサージを再開した。

私は手を背中から腰、お尻へとすべらせる。

ほどよく筋肉のついている課長のお尻は形も触り心地もよく、いつまでも触ってられるお尻だった。

手のすべりをよくするため、さらにオイルを追加してお尻の割れ目から足の付け根にかけてゆっくりとマッサージする。

たまに私の指を挟むようにピクッピクッと課長のお尻が気持ちよさそうに動いた。

「岩倉様、腰を上の方に上げていただいてもよろしいですか?」

「こ、こんな感じか?」

「はい、大丈夫です。下半身のマッサージを続けますね」

課長がうつ伏せの状態でお尻を突き上げるような格好になる。

(な、何てセクシーな格好なの)

普段他のお客さんにも同じ格好をしてもらうけれど、よく知る課長だからなのか、いつもより色気を感じた。

Tバックの紙パンツの威力も凄まじく発揮され、私の体は一気に高まっていった。

後ろから課長の足の間に両手を入れ、そけい部を指の腹を使ってヌルヌルとすべらせる。

指を奥から手前に戻す時、軽く皮膚を引っ張ると紙パンツに隠れている陰のうがゆらゆらといやらしく揺れ、私はこれ以上我慢するのがもう無理だった。

「ここからは、岩倉様だけの特別なマッサージをさせていただきます。もう一度仰向けになってもらえますか?」

「あ、あぁ」

課長が体勢を変えている間に私は着ていた制服のブラウスやスカート、ブラジャーを素早く脱ぎ、ショーツ一枚だけの格好になった。

そして、課長の頭上に回りこんでマッサージベッドに登り、特別マッサージをするために私自身にもオイルをかけた。

「失礼しますね」

「っ!お、おいっ……んむっ!」

私は課長に覆いかぶさりお尻を突き出しながら豊満な胸を課長の顔に押しつけ、顔が胸で埋もれるように上半身を揺らした。

初め課長は戸惑っていたけれど、はぁっ、はぁっと彼の熱い息が私の胸にかかり、そのうち舌が伸びてきて、唇で食みながら弾力ある胸を堪能し始めた。

「んぁっ、お、お力加減はどうですか?あっ、あぁっ」

課長は私の質問には答えず、チュパッチュパッと音を立て、夢中で乳首に吸いつきながら舌で先端をなでていた。

彼は舌の先や表面、側面を使いあらゆる方向から乳首を刺激する。

「あぁっ、あんっ、あぁっ」

私の体には甘辛い快感が駆け回り、入り口からは愛液が溢れ出し、ショーツが湿っているのを感じた。

私は課長の口から彼のよだれでベトベトになった胸を離し、四つん這いになって彼の顔を跨いだ。

そして、湿っているショーツが課長の鼻につくかつかないかくらいの状態で、ゆっくりと腰をいやらしく動かした。

課長はあごを上げて鼻を秘部に押し当てると、顔を横にふりながら刺激する。

荒く熱い吐息が敏感な場所にかかり、それも刺激となって私の体をさらに興奮させた。

私は腰をふりながら課長の鼻が割れ目にこすれるように少しずつ腰を下ろしていく。

課長の鼻先が割れ目の間にしっかり埋もれると、彼の舌が伸びてきて吸いつくように食み始めた。

「あ、あぁ、はぁ、んあっ」

唇と舌に秘部をやらしくくすぐられ、ゆっくりと動かしていた腰が自然に早くなってしまう。

「あぁっ、あっ!んっ、ああっ!」

課長の舌に敏感な所を探し当てられると、彼はソコをクルクルと円を描くように舐めたり、トントンとタッピングしたり、唇で摘まんだりして刺激した。

ビリビリと走る快感に体を震わせながら声があふれ出る。

ショーツという薄い壁に邪魔されているのがとてももどかしく感じた。

それでもショーツは愛液と課長のよだれでべったりと肌に張りついていたから刺激は十分体に伝わっていて、私はさらに秘部を彼の舌に押しつけるように腰をくねらせた。

ふと前へ顔を向けると課長のたくましいモノがしっかりと勃ち、紙パンツを持ち上げテントを張った状態になっていた。

しかもテントのてっぺんは色濃くシミができている。

「岩倉様、今度は下半身の特別マッサージをいたしますね」

私は腰を上げて課長の舌から秘部をそっと離すと下腹部へ移動した。

テントのてっぺんに秘部が当たるようにゆっくりと腰を下ろす。

大きな亀頭がショーツ越しに入り口に触れると円を描くように腰を動かしてっぺんをなでたり、裏筋に割れ目をぴたりとフィットさせてこすりつけた。

課長の勃起しているモノがピクッピクッと動き、まるで私の秘部をペシペシとたたいてるような反応をする。

それを見て、疼いて最高潮まで高まっていた私の体が爆発した。

履いていたショーツを脱ぎ、課長の紙パンツもずらして彼のしっかりと上を向いているモノがあらわになる。

そして、とろけている入り口にソレをゆっくりと沈めた。

「ああぁっ、はぁっ」

愛液でヌルっとすべりながら入っていく亀頭と柔らかい肉壁がこすれて湧いてくる快感に膣がきゅんと疼いてしまう。

腰を動かし始めると、ヌチュヌチュとやらしい音が下から聞こえてきた。

「んあっ、あ、あっ、あぁっ!」

あまりの気持ちよさに激しく腰が上下する。

課長の硬くて熱いモノに肉壁を押し広げられる度に頭のてっぺんまで強い刺激が走り抜け、どんどん快感が積み重なっていく。

前の方から課長が低くうめいている声が聞こえ、私は夢中になって快感をむさぼり、やらしく体をくねらせた。

「ああぁっ、あ、あっ、あーっ!」

課長もたまらなくなってきたのか、私の腰を両手でぐっとつかむと最奥へと自身のモノを押し込んできた。

頭の中は真っ白になりかけ、課長の腕にしがみつきながらビリビリと下から湧いてくる快感に腰をくねらせて耐えていた。

お尻の肉を揺らし、激しく突き立てられるソレを必死に受け止めながら私の体は絶頂へと向かっていく。

「あっあぁ!んあっ、い、いくっ、いっちゃう!あああーっ!」

私は思いっきり背中を反らせて中に入っているモノをぎゅっと締め上げると、体から一気に力がぬけた。

それなのに課長の動きは止まることなく、激しく腰を打ち付けてきた。

「あぁんっ!か、課長……私、いったばかりで……はあぁんっ!」

敏感な体は課長の動きにすぐに反応し、しびれる快感に再び包み込まれる。

課長は私の腰をしっかりとつかむと、中に入っているモノをぐりぐりと力強く奥に擦りつけてきた。

「ひぃっ、あぁっ!あ、あっ、あああーっ!」

今までで一番強烈な刺激が体の中で暴れ、大きな声があふれ出る。

頭がぼんやりとしてきて、熱いモノが中でグニグニと淫らに動いていることしかわからなくなってきていた。

「もう無理ぃっ!いくっ、いくっ、あああーっ!!」

ぐいっと腰を深く打ち込まれると、全身を硬直させた後、何度か体を大きくバウンドさせてまた絶頂する。

課長は私の中から引き抜くとパンパンになっていたモノを弾けさせ、白く濁った精を吐き出した。


***


ふわふわしている体をどうにか動かし、身だしなみを整える。

課長はまだ息を切らせて、ベッドの上でぐったりしていた。

「ほ、本日の施術は……これで終わりです」

体が落ち着いていないせいで、まだお腹から声をうまく出ない。

一礼して部屋から出ようとすると、課長に腕をつかまれた。

「お前、彼氏のためにここで働くのはこれで最後にしろ」

「えっ?いや、でも借金が」

「保証人になってるわけじゃないんだろ?」

「そうですけど……」

そ課長は私の彼氏に話をつけると言ってくれた。

迷惑じゃないかと思ったけれど、自分から別れ話を切り出す勇気がなかったので課長に甘えることにした。

そして後日、課長の助けを借りて無事に別れることができ、私は今まで住んでいたアパートを出た。

始めは住む所がなくてどうしようと悩んでいたけど、課長が最後まで面倒を見てやると言ってくれて、今は彼の家にお世話になっている。

それからしばらくして、彼に「前から好きだった」と告白され、私は課長とお付き合いすることになったのだった。


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